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服に興味のなかった私がコムデギャルソンを着るに至るまで 2 [連載]

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服に興味のなかった私がコムデギャルソンを着るに至るまで 2



本当に自分に似合う服とは、
自分に見合うと思う服です。
最初は思い込みで一向に構わない。
着るに相応しい自分になる為に近づくことであり向上すること。
それが似合う服を着るということ。
服に見合う自分になるということ。


今まで理解できなかった服とは、
内包されている精神性を見る力が自分になかったこと。
理解の土壌がなかったこと。

むしろ、
当たり前に接してきた服、
そんな服の中に、
ストイックなまでの精神性を含んだ服の世界があるなんて
まさか思いもしなかった。







着ることで自分を律する為の服がある。
会社員が着るスーツもその一つで
スーツを身につけることで
仕事モードにスイッチを切り替えることが出来る。
さあ遊びに行こうとスーツを着ることは基本的にない。



コムデギャルソンの服もその一つで
気軽に着ることの出来ない趣きがある。
自分を律しないと着ることが出来ない服。
同時に着ることで自らを律することのできる服。
身につけることに緊張感を要する服。
精神を引き上げてくれる服。
背筋をぴっと正してくれる服。




ユニクロをオークションで買っていた私が
いきなりコムデギャルソンの魅力に気付いた訳ではなく
最初は全く理解できなかった。


まるで異星人と会っているようだった。
ユニクロにはこんなのない。
普通じゃない。
どこに売っているのだろう。
まるで理解不能。
なにがわからないのかも分からない。


分からないものは受け入れることが出来ない故に
当時は自分の中で壁を作っていた。
これらを着れる人たちは別の世界の住人だと思った。




壁を壊せるきっかけをくれたのは
その別の世界の人たちなのだけど。



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感じたことのない雰囲気。
だけど決して嫌じゃない。
むしろファッションを好む人特有の清潔感に惹かれた。
洗礼された佇まいを感じた。
生き方に対するこだわりや美学を感じた。





大げさに聞こえるかもしれない。
それくらい、自分にとっては衝撃的なことだった。
ただ傍観するしかなかった。




自分も、その世界を感じてみたいと思った。
服を纏うということに惹かれはじめていた。



少しずつ、
自分の中の価値観が形を変え始めていった。3へ続く
 



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コメント 1

caterham_7

ご訪問&Niceありがとうございます。
滅多に着ないスーツはアルマーニを愛用しています。

by caterham_7 (2014-09-15 15:36) 

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