瞑想を初めて気づいた事

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瞑想を初めて気づいた事

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私が初めて京都のヴィパッサナー瞑想に参加してからかれこれ三年がたつ。
初めて参加を決めたのは現状を変えたかった事と、好きなアーティストがヴィパッサナーについて言及していたことから始まる。
当時の自分はこのまま生きるより、長い人生、なんなら一度興味のある１０日間のコースに参加して今後の人生を生きた方が今後の自分にとって遥かに有意義であると確信したからです。
そして参加してみた感想は、自分の想像を遥か彼方に超えて素晴らしい体験であったということです。
それは自分の人生史上トップ３に入ることは確実なほどに。
瞑想に参加してコースの人と会話して印象的だった内容の一つに、
このコースには参加しようと思って参加するのでなく、ある日呼ばれたように皆集まっている
このような内容の会話をした事を強く覚えています。

話は飛びますが、コースを終えて街に戻ると世界が違って見えます。
自分にとって何が必要で何が必要でないか全てが手に取るように分かり、
何を自分に与えればよいか、自分にどんな栄養素を与えて人間性を築いていこうか選ぶ感覚になりました。
要るものを知ることと同時に要らないものを理解することも同時に。
要らないものを理解することはとても重要です。
要らないものを理解していないと人は知らず知らずに要素を摂取し続けて自分の知らぬ間に汚れてしまうことも起こり得ます。
なので全ての感覚を用いて自分に触れるもの、触れるもの、取り入れるもの、発するものに敏感になることになります。
取り入れるものがクリーンなものでないと、簡単に言って肌に出ます。
それは身体に入れる食べ物は勿論のこと、情報にも敏感になります。
自分自身が本当に必要にしているものを理解することは、本当に心を丸裸にして見ないと全然見えません。
それが瞑想をすることで培われます。
しかし瞑想は何かを目的にするものではありません。
瞑想は座る為のものです、心を統一する修行です。
今日もただ座るのです。
日々座ることがヴィパッサナー瞑想の恩恵に対する支払いです。
生涯かけても払う価値のある、それ程素晴らしい恩恵があります。
それ程自分の心を真に理解することは価値のあることです。
何千万円の車に乗ることより、何億円のマンションに暮らすことより、遥かに幸せなことです。




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